今日の函館スタッフ日記 - 演劇フェスティバル・劇団G4公演で奇妙な世界へ

演劇フェスティバル・劇団G4公演で奇妙な世界へ

カテゴリ : 
イベントレポート・訪問記・体験記
執筆 : 
kitora 2008-11-10 23:36

函館市では、例年秋から冬にかけて「演劇フェスティバル」と銘打ち、芸術ホールにて

アマチュア劇団の公演を連続的に行うという取り組みを行っています。

今年も6つの団体と6つの高校の演劇部がこの「演劇フェスティバル」に参加しています。

 

11月9日はそのうちのひとつ「劇団G4(ジーフォー)」による公演が行われました。

この劇団にはハコダテ150スタッフのsen59さんが参加していることもあり、

結構演劇を見るのが好きな私キトラ、観に行って参りました。

 

開演前。こうして舞台の上に並ぶ大道具を見ただけで期待が高まります。

 

アマチュア劇団の公演とはいえ結構な客入りでした!観に来ている方々も有名人が多かった!

 

この日の演目は如月小春作の「MOON」。

如月小春は80年代の小劇場ブームをリードしたという有名な劇作家。

残念なことに2000年に44歳の若さでお亡くなりになっています。

 

そんな予備知識はないままに観に行ったのですが・・・

どこにでもありそうな夫婦。でも、何かがおかしいと感じさせる空気が漂う。

 

夫は突然リストラされる。そして、仲間内の送別会の帰り、自分を慕う元部下の家に泊まってしまう。

家に帰るタイミングを失い、彼はいつまでも帰らない。

 

意を決して妻の待つ家に帰った夫。しかし、そこにいたのは見知らぬ男。

妻は自分の顔を見て「あなた誰ですかっ?」とおびえ、見知らぬ男を「私の夫」と言う・・・。

 

全編を通して不思議な雰囲気の漂う演目でした。

「自分という存在は、他の人にとっても自分自身にとっても本当に確かな存在ですか?」

という問いかけをしていたように思います。

 

非常に現代的なテーマを扱っていたと思うのですが、どちらかというと人間関係の希薄な

都市ならではのテーマなのかもしれません。

地方都市においてはもしかしたらピンと来ないテーマかも、とそんなことを思いました。

 

でも、すぐ目の前で役者さんが演じてくれる演劇は本当にいいです。

今回特に印象に残ったのは女性ふたり。

妻役は整った顔立ちと冷静な物言いがその陰にある底知れぬ狂気を身震いするほど的確に

表現しており、元部下役は「こんな女性にハマったら人生をダメにしそうだけどハマッてみたい」と

思わせる女性の怖さを存分に表現していたと思います。

素晴らしいお芝居でした。

 

「演劇フェスティバル」はこの後も2団体による2公演を残しています。

興味のある方はぜひご覧ください。

劇団自由飛行館 第47回公演「蠅取り紙」(山田家の5人兄弟)
 平成20年11月24日(月・祝) 1回目13:30? 2回目18:00?
 入場料:一般1,300円(当日1,500円) 学生800円(当日1,000円)  小学生 300円(当日400円)

函教大演劇集団 劇団[as]  第3回公演「セブン・スター」
 平成20年12月6日(土) 17:00?
 入場料:400円(当日500円)

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