函館トピックス - 函館の古地図・古写真カレンダー、昨年に続き2010版が近日頒布開始

企画・制作は函館マルチメディア推進協議会。
カレンダーの画像は函館市中央図書館に所蔵されている古地図や古写真からのもの。
図書館所蔵の古地図・古写真が1枚物の印刷物として一般に入手できる形で世に出るのは昨年、同協議会が初めて実現、今回が2度目になります。
これら古地図・古写真の劣化を防ぎ後世に長く保存させるための手段として、これらの史料を最新のデジタル技術で撮影しデータ化する作業がはこだて未来大学(川嶋研究室)と図書館との共同作業によってここ数年進められています。
今回のカレンダーはこの高精細デジタルデータを活用したもので、最新のデジタル撮影技術と印刷技術を駆使することによって、普通なら判別困難な文字や細部においても鮮明に仕上がっています。
同協議会ではカレンダーの頒布を通して「多くの方々に函館の貴重な歴史遺産を身近で鑑賞していただきたい」としています。
なお、昨年発行のカレンダーの画像も引き続き希望が多いことから、今回ポスター仕様で増刷(第3刷)されて、同じく頒布されます。
全国の函館ファンおよび歴史ファンの皆さまにも、鑑賞用・保存用、そしてギフトにも!お勧めいたします!
●カレンダーの仕様
サイズ 46X62cm フルカラー 4枚組み (1枚で3ケ月分)、箱入り。 オリジナル箱入
カレンダーには留め具は付属していません。カレンダーは市販の額(ポスターサイズ)に納まります。
●頒布価格 1,000円(消費税込み)
●頒布場所
::::12月1日から発売開始(予定)
・Cafeオタジィラ(函館市地域交流まちづくりセンター1F) 0138-22-9700
・青函連絡船記念館摩周丸 0138-27-2500
・いるか文庫(JR函館駅2F 多目的スペース) 0138-22-6801
・NPO法人函館市青年サークル協議会(函館市青年センター内・水曜休館) 0138-51-3390
・Cafe mountainBOOKs(マウンテンブックス チャチャ坂上・火曜定休) 0138-27-3310
・ギャラリー村岡(元町・水曜定休) 0138-27-2961
・五稜郭タワー1F売店 0138-51-4785
(追加販売箇所)
・夢を形にするアンテナショップ たまて箱(WAKOビル2階) 0138-23-3272
なお、遠方にお住まいの方の便宜を図り、当サイト「ハコダテ150」においても販売の取次ぎをいたします。(11月16日注文受付開始・なお、配送をご希望の方は、郵送料込み1,300円)
・頒布に関する問合せ先
(有)ビットアンドインク 0138?83?1703 sales@bitandink.com
●収録画像(サイズは元の古地図・写真のもの)
1?3月 慶応4年作の函館港の鳥瞰図「箱館真景」、
4?6月 安政元年、ペリー艦隊の黒船を描いた「蝦夷廻浦図絵」(大正8年模写)、
7?9月 大正末期頃の十字街の町並みを撮影した絵葉書、
10?12月 大正14年作の「函館案内漫画鳥瞰図」
カレンダーに使用された古地図・古写真の詳細は以下でご覧ください。
1月?3月
■箱館真景
明細堂編 慶応4年(明治元年)(1868年)
東都(江戸) 明細堂 木版彩色 折図 36.9cm×71.4cm

この絵図は寛政年間以来さまざまなバリエーションで描かれてきた「箱(函)館真景」図の中でも代表的なもの。安政6年(1859年)、貿易港として開港以来、急速に岸壁の整備事業が進み、弁天台場、大町の築島(外国人居留地を予定)も完成している。諸外国の建物が描かれ、港内には外国船が多数停泊している。五稜郭及び東北各藩の陣屋が港を囲むように配置され、北辺防備の拠点としての整備が進んでいる様子もうかがわれる。
4月?6月
■蝦夷廻浦図絵(部分)
一瀬紀一郎 安政元年(1854年) 金井金鳩模写 大正8年(1919年)
巻子本2巻の一 26.4cm×1,251.8cm

安政元年、蝦夷地調査のために幕府目付らの一行が津軽半島の三厩まで来ていた。同じ時期に箱館にはペリー艦隊の黒船4隻が停泊しており、松前藩からの緊急の要請に応じて一行の中から数名が箱館に赴き、ペリーらとの会談に及んだ。その際、随行していた会津藩士が描いた山川風俗見取図が本図。長尺の巻物の一部で、亀田村から西方を望み、函館山と市街地、当別の丸山、さらには弁天沖に停泊中のペリー艦隊のうちの2隻を描き込んでいる。
7月?9月
■NO5(函館市)末広町十字街付近
SUEHIRO ST OF HAKODATE(要塞司令部許可済)
撮影者不明 「最新の函館」と題する絵葉書セットの一葉
大正末期?昭和初期

手前左の十字街交差点付近の建物に英文の看板(DRUGS & TOBACCO)が見えるほか、一帯がコンクリート造りの耐火建築で、特徴的なデザインのファサード(特に上階部分の装飾やバルコニー)など、非常に重厚で洒落た街並みが形成されていた。右側奥には丸井今井百貨店の正面屋上のパーゴラが見える。道路は未舗装で、旧型の路面電車が走る一方、貨物輸送は大八車が一般的であった様子もわかる。
10月?12月
■函館案内漫画鳥瞰図
大沢観文 画 高橋源八編 大正14年(1925年)
発行 函館 大正堂 印刷 第一印刷 折図 106cm×78cm

青函貨車航送記念共進会(大正14年8月開催)の際に印刷・発行された大判の絵図。大正末期の函館の賑わいを漫画で詳しく伝えるものとして貴重な作品。貨車航送が開始された桟橋は「我が国の運輸史上に一大光彩を放つ」と記され、函館駅前の勝田旅館、大門の巴座など、昭和9年の大火で失われた多くの建物が見える。
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