函館トピックス - 『サイエンス・サポート函館』キックオフフォーラム
12月13日、函館市中央図書館視聴覚ホールにて『サイエンス・サポート函館』キックオフフォーラムが
開催されました。
出席者は約70人(関係者含む)。

『サイエンス・サポート函館』とは、「科学を文化に!」という旗印を掲げて今年設立された組織。
「演劇や音楽や芸術などが『文化』として親しまれているように、科学も市民に親しまれる
文化のひとつにしていきたい!」との思いが込められているようです。
代表は未来大の美馬のゆり教授。
函館市(企画部)、函館高専、教育大函館校、北大大学院水産科学研究院、NPOサポートはこだて、
青少年のための科学の祭典函館大会などがメンバーとして名を連ねています。
サイエンス・サポート函館は「科学を文化に!」を実現させるために3つの事業に取り組むとしていますが、
最も目に見えて分かりやすそうなのは「はこだて国際科学祭」の開催。
開港150周年となる2009年8月22日から30日まで、まちづくりセンター、五稜郭タワーアトリウム、
市民会館の3会場において盛大に科学イベントを開催するというもの。
内容としては、展示、講演会、サイエンスショーや実験教室など、子どもも大人も市民も観光客も
楽しめるものを想定しているようです。
美馬代表によると「大人も含めた科学祭を一週間以上やるというイベントは日本では一度もない」
とのこと。「函館の規模のちょうど良さと互いの顔が見える中で開催したい」と述べておられました。
サイエンス・サポート函館の各活動についてそれぞれの担当者から説明がなされた後、
ゲストらも交えたパネルディスカッションが行われました。
テーマは、『「ハコダテ×カガク」で何が出来るのか?』。

参加したのは、
■川島美佳(NCVニューメディア函館センター アナウンサー)
■丸藤競(函館市地域交流まちづくりセンター)
■三宅丈夫(株式会社 学習研究社 デジタルコンテンツ事業部副部長)
■渡辺儀輝(市立函館高校教諭;青少年のための科学の祭典函館大会事務局)
の皆さん。
あらかじめ用意された質問に対する答えを紙に書いていく方式で進行しました。

「ハコダテ×カガク」で何をやりたい?との質問にまちづくりセンターの丸藤センター長が書いたのは・・・

「合コン」。
ウケ狙いかと思いきや、「まちづくり団体と科学団体をカップリングさせて何かひとつ作ってみる
というのをやりたい」。
「なるほどー」と会場をうならせておいて「もちろんかわいい子やイケメンをそろえて盛大に合コンも
やりたい」と落としてくれました。
渡辺儀輝先生は「科学を体験しに函館に来る、というのをやってみたい」。
「野外劇を見に、夜景を見に函館に来る、と『科学を見に来る』が同列になった時にハコダテ×カガクに
なるのでは」。
ディスカッションではこのほか、丸藤センター長からの「自分がどれだけ分からないかを知ることが
必要」という厳しい(?)指摘も飛び出しました。
よく分からないのに知ったふりをして話してしまうこと、他の人よりも自分のほうがよく知っていると
思い込んでしまうこと、自分が善悪の絶対的な基準になってしまうことなどは誰もが陥りがち。
どんな活動をするにしても「自分は何を分かっていないか」を常に意識したいものだと感じました。
この日のキックオフフォーラムおよびパネルディスカッションは、
「国際科学祭」については成功のイメージがかなり浮かび上がってきた一方で、
科学を一般の人に伝える手法についてはスタッフの間で一部考え方のギャップが垣間見られる
ものとなっていました。
しかしながら、全体としては函館の人的資源やこれまでの蓄積を有効に用いて「科学を文化に」
したいという思いと意識が十二分に伝わってくる良いフォーラムでした。
サイエンス・サポート函館はすでにWEBサイトを開設しており、活動の意義や内容について
解説しているほか、市内や近郊で開催される科学関連のイベントや体験会などの新着情報を
随時掲載しています。http://www.sciencefestival.jp/
大変役立ちそうですのでぜひご利用になってみてください。

