函館トピックス - テレビでおなじみのあの先生が『渋滞学』を講義
11月20日、日本テレビ系「世界一受けたい授業」など多数のメディアで活躍している
「渋滞学」の提唱者・西成活裕氏による講義がはこだて未来大学で行われました。

西成さんは数理物理学専門で、東大大学院の准教授。
渋滞のメカニズムを科学的に解明し、それを取り除く方法を探る新たな学問「渋滞学」を創始し、
その普及に努めておられます。

今回の講義では、渋滞が生じるメカニズムをシミュレーションで解説。
難しい数式などは必要なく、ごく単純な移動パターンを想定するだけで実際の車や人の動きが
再現できることを示しました。
実際の計測によると、高速道路1kmの間に車が25台並ぶと渋滞が発生するそうです。
車間距離にすると40メートル。
そこで、渋滞を発生させない秘訣。
それは、車間距離を40メートル以上空けること。単純です。
逆に、常に急いでいて前の車にぴったり付くような車はすぐにブレーキを踏むため、渋滞の発生源
となるとのこと。
人間が徒歩で動く場合には、前の人と1秒の距離を保つのが最も早く移動できるそう。
ぎゅうぎゅうに前に詰めて「早く前に行けよー」という状態は実は遅いのだそうです。
こうした渋滞のメカニズムは解明されている部分と未解明の部分があるとのことですが、
一部において建築物の構造などにこうした研究結果を取り入れようという動きがあるようです。
西成さんは、渋滞発生の原因とその防止策を広く一般に広めることで
世の中から渋滞を減らそうとしておられるようです。非常に興味深いお話でした。
スタッフ日記にもこの日のレポートがアップされています。

この日の講義は、南北海道学術振興財団が主催する一般向けのセミナーとして
実施されました。

